CBDはヘンプから抽出される、天然成分のひとつ。
ヘンプとはアサ科(大麻草)の一種で、商業用に改良された品種のことです。
アサ科の植物にはカンナビノイドと呼ばれる天然化合物が100種類以上備わっており、CBDはその中でも薬理効果が期待できる、非精神活性化合物です。

1964年ラファエル・ミシュラム博士の研究により、人には恒常性のひとつ、エンドカンナビノイドシステム(身体調整機能※以下ECS)が備わっていることがわかりました。これは体内の細胞に存在するカンナビノイド受容体と内因性カンナビノイドが結びつくことで、正常に働いているとされます。ECSは感情、睡眠、食欲、運動、免疫、などをさまざまな恒常性をコントロールしているのです。
また、ラファエル博士の研究では、疲れや加齢、ストレスなどで体内にある内因性カンナビノイドが欠乏し、ECSの機能が低下することもわかりました。
そこで注目されたのが、ヘンプから抽出されるCBD。

CBDには内因性カンナビノイドと類似する働きがあるとされ、“カンナビノイド欠乏症”の改善に役立つとされています。
CBDは細胞レベルでお悩み改善を根底からサポートしてくれる成分です。睡眠導入やストレス緩和、関節痛の改善など、さまざまな効果が期待されています。
(CBDの効果についてはこちらの記事をご参照ください→CBD ってどんな効果があるの?)
FDAが商業利用を許可したことがきっかけで、CBDは爆発的ブームをおこしました。非営利消費者組織のコンシューマーズ・ユニオンによる独自調査では、2019年の時点で米国の人口4分の1以上がCBDを試しているとのことです。
また、そのうちの7人に1人は毎日継続して生活に取り入れているのだとか。

アメリカではコロナでロックダウンした地域でも、「CBDは人の生活に必要なもの」とされ、ショップの開店が認められていました。また、ヨーロッパでもCBD製品の利用が一般化しており、先進的な研究も進められています。
自然療法にも用いられるCBDは、私達の心と体を優しくサポートしてくれる天然成分なのです。
コメント 2