CBNとはカンナビノールの略で、ヘンプから抽出されるカンナビノイドの一種です。
精神活性作用であるTHCの酸化が進むとCBNが生成されます。
つまりTHCが加熱されるか酸素に触れると、CBNに変換されるということです。
これは人が手を加えずとも、麻が乾燥や熟成されることで大量に発生するということも意味しています。
また、CBNは研究によってはじめて分離に成功したカンナビノイドとも言われています。
≪CBNの効果≫

現在研究段階ではありますが、以下のような利点があると考えられています。
○ 抗炎症作用
○ 抗菌作用
○ 食欲増進
○ 痙攣の緩和
○ 睡眠の質を改善
○ 鎮痛作用
○ 関節痛や顎関節症の緩和
○ 皮膚炎の改善
CBNにも生理反応があるとされています。
マウスを使った脳の活性作用を抑えて睡眠を誘発させる実験において、CBNを用いることで睡眠時間をわずかに延長させる結果が出たんだそう。
睡眠導入剤として処方される化学薬品であるジアパゼムと類似する効果もあるとされ、依存性の少ない天然成分として期待されています。
また、CBDよりわずかに強い精神活性反応が確認されていますが、THCよりはるかに低いということです。
≪CBNが含有される製品は少ない?≫

CBNはTHCが加熱されたことで生成される成分です。そのため、フルスペクトラムでTHCが含有されている製品は加熱されていないことを意味しており、CBNの検出は少ないということですね。
これまで、供給量が安定しないため、成分単体ではなかなか市場に出回ることがなく、また注目を浴びる機械も少なかったCBN。
でも、近年この問題を克服した企業もあらわれ、今後このユニークな成分が市場に広まることが予想されています。
≪THCとの組み合わせで睡眠の質UP?≫

CBNはTHCとの組み合わせることによって、より高い効果が期待できるとされています。
そのため、CBNを含む製品には「眠りのカンナビノイド」などというフレーズがつけられることも多く、睡眠に悩みを抱える現代人の大きなサポートとなると言われているのです。