CBDaとはCannabidiolic Acid(カンナビジオール酸)の略です。
ヘンプなどCBDが豊富な麻の品種が成熟する前の段階で豊富に含まれており、CBDの前駆体です。
CBDaの効果
- 抗不安/抗うつ作用
- パニック障害の緩和
- 嘔吐や吐き気の緩和
- 痙攣や発作の改善
- 抗炎症作用
- ガン細胞の転移などを予防

CBDaには高い薬理効果や生理作用が期待できますが、これまで特化した研究は進められてきませんでした。その理由は、“A(Acid)”の付く酸性のカンナビノイドは、THCやCBDのようにカンナビノイド受容体に結合してECSに影響をあたえることが出来ないためです。
ただし、近年の研究で、カンナビノイド受容体以外の体内受容体と結合することで、間接的にECSへ影響与えたり、身体のお悩みをサポートすることがわかり、注目されるようになったのです。
CBDAの特徴
- CBDAは幸せホルモンと呼ばれるセロトニン受容体(5-HT1A)に対して高い親和性がある。CBDと比較すると、約100倍以上高い親和性となる。 (参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/ )
- CBDaはCBDよりも体内に吸収される率が高い。
- CBDaは、乳がん細胞が転移する際に活発になるMDA-MB-231の働きを抑制する効果が確認されている。
CBDaの最大の特徴とも言えるセロトニン受容体との親和性。セロトニンは睡眠、吐き気、気分などに影響を与える神経伝達物質の一種でCBDaはCBDよりも先述に対して高い効果が期待できとされています。
CBDaの生成
CBDaはCBGA(カンナビゲロール酸)を前駆体とし、酵素の働き(シンターゼ)によって生成されます。
CBGAはシンターゼによって以下の3つの変化を遂げることになります。
THCA | THC | |
CBGA | CBCA | CBD |
CBDA | CBD |
つまり、CBDaはCBDの前駆体に値するということですね。
CBDaの摂取方法
CBDaを摂取したい場合はRaw CBDが配合されている成分を選ぶ必要があります。CBDaは熱や光だけでなく、ヘンプの成熟や時間の経過によっても脱炭酸がおこり、CBDに変化してしまいます。そのため、いくらフルスペクトラム製法のアイテムでも、CBDaが含まれていることはほとんどありません。その点、Raw CBDが配合されている製品なら、CBDaを含む“脱炭酸前のカンナビノイド酸”が含有されています。