CBDは日本でも合法化されている天然成分です。ただし、CBDが抽出されるヘンプは大麻草の一種。そのため、CBDに関する日本の法律にはさまざまな規制があります。
海外と異なる法律が多いため、注意が必要なのです。比較するためにアメリカと日本のCBDに関連する規制についてまとめてみました。
法律の違い
アメリカ | 日本 | |
CBD抽出に用いるヘンプの部分 | 葉、花、種子、茎など 合法 | 種子、茎のみ合法 |
CBD製品のTHC含有 | 週によって合法 | 違法 |
※THCとは大麻草に含まれる精神活性作用のある成分です。

このように、CBDの利用は日本国内でも合法ですが、CBDがヘンプから抽出される際の部分(葉、花、種子、茎など)やTHCの含有に違いあるのです。
葉や花にはTHCが多く含まれているため、日本では利用/販売が禁止されているとのこと。海外でTHC 0%のアイソレート製品を購入したとしても、CBDが葉や花から抽出されている製品は、日本への持ち込みが禁止です。違法扱いとなるので注意しましょう
日本の法律には大麻草の利用に関して厳しい規制があり、これはCBDにも大きな影響を与えています。現在国内では、ヘンプを含めたアサの栽培に都道府県知事の許可が必要。さらに使用の際にも以下のような禁止事項を設けています。
産業用 | 医療用 | 嗜好用 | |
アメリカ | 許可 | 許可 | 一部許可 |
日本 | ほぼ不許可 | 不許可 | 不許可 |
日本では一部の限られた農家でしかアサの栽培が認められていません。CBDなどのカンナビス成分を抽出することは禁止されているため、国産でCBDを生産するのは違法なのです。これは1948年第二次世界大戦の占領下にいた際に定められた法律が影響しています。

近年アジアでは韓国やタイが医療目的の大麻利用を合法化。CBDなどが含有された処方薬や製品が国民に浸透してきています。しかし、日本では未だ大麻草に関する規制が改定されていないため、CBDに関する研究すら違法となるのです。
現段階では日本でCBD製品を利用する場合、海外輸入製品でTHCの含有が0%のアイテムのみが合法というわけですね。