CBDはペットにもさまざまな効果が期待できます。
主に用いられるシチュエーションとしては、
・てんかん
・不安障害
・睡眠障害
・痛み緩和
・ガン治療
などがあげられます。
ペットのてんかんの発作に悩む飼い主は多く、これまでさまざまな治療薬が登場しています。でもそのほとんどが化学薬品でつくられており、酷い副作用がありました。CBDは天然成分で体の負担が少なく、ペットのてんかん治療に役立つ成分なのです。
また、人間以上に敏感なペットは、不安障害や分離障害、睡眠障害などを持っていることも多く、症状の緩和にCBDが用いられています。
さらに、ペットのガン治療にも利用されるCBD。理由は2つあります。1つはCBDの強い抗酸化作用を用いた、ガン細胞抑制に対する治療。2つ目は、ガンによる痛みを軽減するために、CBDの鎮痛作用を利用した治療です。
こうした症状の緩和や治療のため、現在進行形でさらなる研究が進められています。
近年、ペット用のCBD製品も数多く登場しています。ペット用のCBDオイルは、人間のとは違い、魚油などで希釈されており、CBD含有のペットフードやおやつなども種類が豊富にありますよ。
CBDはヒトに限らず、ほとんど全てのほ乳類に作用をもたらすと言われています。それは,ほ乳類にはECS(=エンドカンナビノイドシステム)が備わっているため。ECSとは身体調整機能のことで、体内に存在する内因性カンナビノイドとカンナビノイド受容体が結合することで、正常に機能しています。
ただし、さまざまな原因や環境が影響して、内因性カンナビノイドが減少すると、感情、食欲、運動、血流、記憶、免疫など、恒常性へ影響を与えるのです。
CBDはこの内因性カンナビノイドと類似する働きがあるとされ、摂取することでECSの機能を正常に戻してくれるのです。
そのため、CBDはヒトにも犬や猫などのほ乳類にも、ほぼ同じ効果が期待できると言われているのですね。
ただし、人間用のCBD製品には、CBD以外の配合成分がペットに悪影響を与える場合もあります。ペットにもCBDを与えたい場合は、ペット専用の製品を利用するようにしましょう。